PC Parts Digest

PCパーツ・自作PCの最新ニュースを毎朝日本語でまとめてお届けします

PCパーツ・自作PCの最新ニュース(2026-10-03)

メモリとストレージの供給難が、統計と決算の両方に表れた一日でした。Micronの民生向けメモリ事業は高い利益率を記録し、東芝はHDD増産を決めました。一方でSteam調査では32GBが最多構成になっています。購入済みのユーザーに関わる話題としては、SapphireのRX 7000シリーズ向けvBIOSセキュリティ更新と、Spectre-v2の新たな亜種の報告がありました。

Sapphire製Radeon RX 7000シリーズにvBIOSセキュリティ更新、RX 7600からRX 7900 XTXまで対象

必読GPUTechPowerUp · Sapphire Radeon RX 7000 Series Cards Get vBIOS Security Update

Sapphireは、自社製のRDNA 3世代デスクトップ向けカード全般にセキュリティ目的のvBIOS更新を公開しました。対象はRX 7600/7600 XT/7650 GRE/7700 XT/7800 XT/7900 GRE/7900 XT/7900 XTXです。vBIOSの更新が配布されることは近年まれです。該当カードの所有者はSapphireのサポートページで型番を確認してください。他社製カードへの展開は、元記事では触れられていません。

Micron、民生向けメモリの利益率が88%に。値上げで最も稼ぐ部門へ

必読価格・入手性Tom's Hardware · Micron now has an 88% margin on consumer memory as price hikes drive profits

Micronの2026会計年度第4四半期決算で、民生向け事業が全部門の中で最も高い利益率になりました。同四半期の出荷量は減っており、利益を押し上げたのは値上げです。メーカー側に値下げを急ぐ理由が薄いため、DDR5やSSDの店頭価格がすぐに落ち着く可能性は低いとみられます。

東芝、深刻なHDD不足を受けて生産能力を倍増へ。ただし本格化は2027年度

必読ストレージTom's Hardware · Toshiba to double HDD production capacity amid devastating shortages

東芝は、フィリピン拠点のHDD生産能力を2027年度に倍増させる計画です。30TB級HDDの量産が始まる2027年に合わせた動きです。増産の効果が出るのは来年度以降です。NASや大容量ストレージの購入を検討している人は、当面は品薄と高値が続く前提で計画を立てる必要があります。

Steamハードウェア調査、メインメモリは32GBが16GBを抜いて最多に

注目マザーボード/メモリTechPowerUp · Steam Hardware Survey: 32 GB Overtakes 16 GB as the Most Common System RAM Configuration

Valveが公開した2026年9月のSteam調査では、32GBが42.22%(前月比+4.77ポイント)となりました。16GBの37.82%(同-3.38ポイント)を上回り、最多の構成になっています。前月はまだ16GBが41.20%で首位でした。1か月で大きく入れ替わったことになります。調査は容量だけを集計しており、DDR4かDDR5かは分かりません。これから組む場合の標準は32GBと考えてよさそうです。

メモリ64GB版「DGX Spark」が4,999ドルから登場、128GB版は値上げ

注目その他PC Watch · メモリ64GB版「DGX Spark」登場。4,999ドルで、128GB版は値上げ

NVIDIAは、デスクトップAIコンピュータ「DGX Spark」にユニファイドメモリ64GBの構成を追加しました。10月23日に発売し、価格は4,999ドルからです。メモリ以外の構成は128GB版と同じです。同時に128GB版は値上げされました。Acer、ASUS、Dell、Gigabyte、HP、MSIもそれぞれ64GB版を出します。GigabyteはAI TOP ATOM、MSIはEdgeXpertとして展開します。ローカルLLMを動かす環境の入口が下がった一方、上位構成はメモリ高騰の影響を受けています。

Microsoftの事前コンパイル済みシェーダー配信「ASD」、今月中にGeForce RTXへ対応

注目GPUTechPowerUp · Microsoft's Advanced Shader Delivery Arrives to NVIDIA GeForce RTX GPUs Later This Month

Microsoftは「Advanced Shader Delivery」の対象を今月中にGeForce RTXとRTX Sparkへ広げると明らかにしました。ASDは、ゲームにコンパイル済みのシェーダーを同梱して配信する仕組みです。公開プレビューの時点では、AMDのRDNA系のみに対応していたと報じられていました。シェーダーのコンパイル待ちや、それによるカクつきを減らせますが、効果が出るのは開発元が対応したタイトルだけです。

JITコンパイラを狙うSpectre-v2の新たな亜種「BTR」をVUSecが報告

注目CPUPC Watch · rootハッシュ漏洩の脅威。JITを狙うSpectre-v2新手法「BTR」とは

アムステルダム自由大学のVUSecは9月29日、CPUの投機実行に関する脆弱性Spectre-v2の亜種「Branch Target Reuse(BTR)」を発表しました。JITコンパイラを悪用すると、機密データを盗み出せるとしています。今後、BIOSやOSで緩和策が配布される可能性があります。手元の環境では、マザーボードメーカーのBIOS更新情報を確認しておくと安心です。

【リーク】Intel Nova Lakeのモデル一覧とされる表、大容量L3「BFC」搭載モデルが3つ

注目CPUTom's Hardware · Leaked Intel Nova Lake product list has three 'BFC' chips with up to 144MB of game-boosting L3 cache

Nova Lakeのモデル構成とされる表が出回っています。未確認の情報で、Intelは発表していません。表によると、これまで「bLLC」と呼ばれてきた大容量キャッシュの名称は「BFC」になり、搭載するのは3モデルで、L3は最大144MBとされます。事実であれば、Ryzen X3Dシリーズと競うゲーム向けの製品になります。現時点で購入計画を変える材料にはなりません。

Microsoftが10月7日(日本時間8日午前2時)にWindows/Surfaceイベント、RTX Spark搭載機の発表が濃厚

注目その他PC Watch · RTX Spark搭載Surface、10月7日に正式発表。ライブ配信も

米Microsoftは、Windows公式Xアカウントで10月7日午前10時(太平洋時間)のイベント開催を改めて告知しました。投稿でNVIDIAのSoC「RTX Spark」の公式アカウントがタグ付けされているため、搭載製品の発表が見込まれています。製品の発表自体は、まだ確定していません。Arm版WindowsでのGeForce系GPUの立ち位置が分かるイベントで、YouTubeでライブ配信されます。

Lian Li、デュアルチャンバーケース向けL字型電源「Edge V2」シリーズと新ハブを発表

ケース/冷却/電源TechPowerUp · (PR) Lian Li Announces Edge Platinum V2 and Edge Gold V2 PSUs Alongside Edge Hub ADV

Lian Liは、L字型のフルモジュラー電源を発表しました。Edge Platinum V2(1350W/1200W/1000W)とEdge Gold V2(1000W/850W)です。対応ハブも2種類あります。上位の「Edge Hub ADV」は、L-Connect 3でUSB帯域を監視できるほか、GPU電源ケーブルの温度をリアルタイムで監視・保護します。12V-2x6コネクタの発熱が気になるハイエンドGPUユーザーにとって、温度監視は実用的な機能です。価格は元記事に記載されていません。

【未確認】AMDドライバーにSteam Deck 2用とみられる「Gainsborough」、PS6向けの「ATLite3」も

その他TechPowerUp · AMD "Gainsborough" APU Codename Appears in Driver, Could Power Valve's Steam Deck 2

AMDのAdrenalin 26.9.2ドライバーから、未知のコードネーム「Gainsborough」が見つかりました。フォーラムのユーザーが発見したものです。ValveはSteam Deckのチップにファイナルファンタジー7由来の名前を使ってきたため、Steam Deck 2用ではないかと推測されています。別の報道では、同じAMDドライバーにPS6向けRDNA 5 GPUとされる「ATLite3」の名前も載っているとされます。どちらもドライバー上の名前から推測したもので、AMD、Valve、ソニーのいずれも何も発表していません。

米Micro Center、RTX 5090購入時に身分証と「輸出しない」誓約書を求める例

価格・入手性TechPowerUp · Micro Center Reportedly Requires ID and a Signed No-Export Declaration for RTX 5090 Sales

Redditへの投稿によると、米Micro Centerの一部店舗がRTX 5090搭載製品の購入者に、身分証のスキャンと輸出しない旨の誓約書への署名を求め始めました。投稿者が購入したのはRTX 5090搭載のBTO機です。現時点では店舗単位の報告で、全店で行われているかは確認されていません。AIサーバーの不正輸出で逮捕者が出るなか、米国内でハイエンドGPUの販売管理が厳しくなっていることを示す動きです。