PC Parts Digest

PCパーツ・自作PCの最新ニュースを毎朝日本語でまとめてお届けします

PCパーツ・自作PCの最新ニュース(2026-09-02)

この日の最大の話題はGPUの価格高騰で、10カ国の追跡データでは1カ月で15%上昇、RTX 5090は実売約5,000ドルとMSRPの2倍以上になっている。NVIDIAはDLSS 5を9月3日にNBA 2K27で正式投入すると発表したが、RTX 50シリーズ専用で処理負荷も大きい。国内では玄人志向が「Crowxis」へブランド刷新、パーツ側ではDDR5・大容量電源・Zen 6準備など次の買い替え材料が並んだ。

GPU価格が1カ月で15%上昇、RTX 5090はMSRPの136%高に

必読価格・入手性TechPowerUp · GPU Prices Jumped 15% in One Month, RTX 5090 Now 136% Above MSRP

TechSpotが10カ国で追跡した実売価格データによると、グラフィックスカードの平均価格は1カ月で15%上昇し、RTX 5090を除いた全体でも発売時MSRPより28%高い水準にある。RTX 5090はNVIDIA公称1,999ドルに対し米国最安が約5,000ドル(MSRP比145%高)で、GeForce全体は前月比19%、Radeonは11%の上昇。今からGPUを買うなら「待てば下がる」前提が崩れつつあり、購入タイミングと予算の見直しが必要な状況だ。

DLSS 5が9月3日にNBA 2K27で正式提供開始、RTX 50シリーズ専用

必読GPUTechPowerUp · DLSS 5 Officially Goes Live September 3 With NBA 2K27, Exclusive to RTX 50-series "Blackwell" GPUs

NVIDIAはDLSS 5を9月3日にNBA 2K27で正式に投入すると発表した。Gamescomの技術説明会で旧世代への対応を問われ「RTX 50シリーズのみ」と明言しており、Blackwellの第5世代Tensorコア前提でRTX 40以前へのフォールバックはない。NVIDIA公称ではモデルは3月のGTC時点(RTX 5090×2枚が必要だった)から5倍高速化しRTX 5060でも動作するが、それでもネイティブ描画に対して相応の性能低下を伴うとされ、既存ユーザーのアップグレード判断に直結する。

玄人志向が「Crowxis」へブランド刷新、TGS 2026で初披露

注目その他北森瓦版 · 玄人志向がブランドを刷新、新たなブランドは“Crowxis”に

CFD販売は9月1日、自作PC向けブランド「玄人志向」を25年目にして「Crowxis」へ刷新すると発表した。9月17日開幕の東京ゲームショウ2026で新ブランドのコンセプトと今後の新製品情報が公開される予定。国内自作ユーザーにとって定番の低価格パーツ供給元だけに、今後の製品ラインや保証・サポートの扱いがどうなるかは要注目だ。

NVIDIA最新ドライバでオーバークロックツール「mVolt+」が動作不能に

注目GPUTom's Hardware · Nvidia's latest driver update breaks mVolt+ overclocking functionality — Nifty, open-source app allowed users to increase the power limit to 700W on their RTX 50-series GPUs without hardware mods

RTX 50シリーズの電力上限をハードウェア改造なしで最大700Wまで引き上げられるオープンソースツール「mVolt+」が、NVIDIAの最新ドライバ更新後にコア電力上限を変更しようとした瞬間にクラッシュするようになったと報じられた。別のツールHydra 2.3B Proは正常動作しているため、意図的なブロックではなくドライバ競合の可能性が高いとみられている。OCツールを常用している人はドライバ更新のタイミングを慎重に判断したい。

G.SkillがAMD EXPO ULL対応のDDR5「Flare X5X」を投入

注目マザーボード/メモリTom's Hardware · G.Skill drops new AMD EXPO ULL RAM for Ryzen CPUs — Flare X5X brings new ULL optimized subtimings, but pricing remains a mystery

G.SkillがRyzen向けにAMD EXPO ULL技術を用いた新DDR5メモリ「Flare X5X」を発表した。ULL向けに最適化したサブタイミングを持つ点が特徴だが、価格は現時点で公表されていない。Ryzen環境でメモリレイテンシを詰めたいユーザーには選択肢が増える一方、実勢価格が分からないためコスパ判断は発売後の店頭価格待ちとなる。

SilverStone、GPU4枚構成向けの3,000W電源「HELA 3000Rz」を発売

注目ケース/冷却/電源TechPowerUp · SilverStone Launches HELA 3000Rz High-Wattage PSU

SilverStoneが標準ATX PS/2サイズで3,000Wの連続出力に対応する電源「HELA 3000Rz」を発売した。80 PLUS Platinum(230V AC時)で、600W対応の12V-2x6を4基、EPS 4+4ピンを4基、PCIe 6+2ピンを8基備え、+12Vシングルレールで250Aを供給する。ハイエンドGPUを複数枚積むAI推論ワークステーションを自作する層向けの構成で、一般的なゲーミング用途にはオーバースペックだ。

Linux 7.3でデスクトップ向け“Zen 6”の有効化作業が進行

注目CPU北森瓦版 · Linux 7.3で有効化が進められるデスクトップ向けの“Zen 6”

Linux 7.3カーネル向けのx86プラットフォームドライバ更新に、AMDの“Zen 6”ハードウェア対応が含まれていることが判明した。AMD HSMPドライバには「Zen 6 Family 1Ah Model 80h」プロセッサで用いるprotocol v7サポートが追加されている。製品としての正式発表ではなくカーネル側の準備段階だが、次世代Ryzenのデスクトップ投入が着実に近づいている材料と言える。

“Gorgon Halo”ことRyzen AI Max+ 495搭載PCが9月初めに登場か

注目CPU北森瓦版 · “Gorgon Halo”―Ryzen AI Max+ 495搭載PCは9月初めに登場見込み

AMDが“Strix Halo”(Ryzen AI Max 300シリーズ)のマイナーチェンジ版として準備しているとされる“Gorgon Halo”=Ryzen AI Max 400シリーズについて、GMKtecが最大192GB DDR5・16コアAPU搭載ミニPCを9月初めに投入するとティーザーを出した。現時点でAMDからの正式発表はなく、型番や仕様は未確認情報である点に注意。ローカルAI用途で大容量メモリを積めるミニPCを検討している人は、正式発表を待って判断したい。

エンタープライズSSDの2Q26売上が約375.9億ドルに倍増、契約価格上昇が背景

注目ストレージTechPowerUp · (PR) Higher Prices and Shipments Drive Top Five Enterprise SSD Vendors' Revenue to Nearly US$37.59 Billion in 2Q26

TrendForceの調査によると、出荷増と契約価格の上昇により、エンタープライズSSD上位5社の2026年第2四半期の合計売上は前四半期比103.6%増の375.9億ドルに達する見込み。生成AIエージェントやデータセンター需要で3Q26も高水準の需要が続くと予測されている。NANDの供給がエンタープライズ側に流れ続ければコンシューマ向けSSDの値上がり圧力も続くため、増設予定があるなら早めの確保が無難だ。

RTX 5090の12V-2x6溶融問題、PCB直付けハンダで回避する検証

ケース/冷却/電源TechPowerUp · Modders Bypass RTX 5090's Melting Connector Issue by Soldering Wires Directly to the PCB

ブラジルのYouTubeチーム「TecLab」が、RTX 5090の16ピンコネクタを取り外して電源線をPCBへ直接ハンダ付けし、溶融問題そのものを物理的に回避してみせた。使用したのは16ピンを2基備え最大2,000WのカスタムBIOSを持つGalax RTX 5090D HOF OC LAB XOCで、通常のRTX 5090(TDP 575W)とは条件が異なる。NVIDIAへの皮肉を込めた実験であり、一般ユーザーが真似できるものではないが、コネクタ問題が依然として不満の的である現状を示している。

流出したDLSS 5のDLL、RTX 20シリーズや旧DirectXタイトルでの動作報告

GPUTechPowerUp · Leaked DLSS 5 is Being Tested on RTX 20-series "Turing" GPUs, Now Runs on Emulators and Old DirectX Titles

先に流出したDLSS 5のDLLを有志が改変し、公式には非対応のRTX 20シリーズ“Turing”やエミュレータ、旧DirectXタイトルで動かす試みが広がっている。ただし動作は不安定で、Red Dead Redemptionは動いたがRDR2は動かない、Hogwarts Legacyは起動途中で止まるなど結果はまちまちだ。あくまで非公式かつ未検証の改造であり、NVIDIAの公式サポート対象はRTX 50シリーズのみである点は変わらない。

ゲーミングPCに「残クレ」(残価設定型クレジット)が登場、ただし買取価格の保証はなし

価格・入手性ガジェログ · 遂にゲーミングPCに『残クレ』設定が登場。ただし買取価格の保証はなし

自動車で普及している残価設定型クレジット(残クレ)が、価格高騰が続くゲーミングPCにも導入された。残価を差し引いた額を分割払いすることで月々の負担は下がるが、買取価格が保証されるわけではない点が自動車の残クレとの大きな違い。GPU価格が上がり続ける中での新しい買い方だが、数年後の下取り額を当てにすると想定外の負担が発生しうるため、条件をよく確認したい。